森林・湿地・干潟及び海までが連続して残されている、関東地方で唯一の自然環境

今回紹介するこの場所は、連続した自然環境が奇跡的に残っている森です。

 

この写真は、神奈川県にある小網代の森で撮影しました。海に面しているので海も山も両方とも楽しめる場所で、人気のありそうな場所にもかかわらず、この日は人はまばらでした。ここは干潟があるので、カニも生息していて観察会も開かれたりするそんな場所です。

海側からのアプローチで行くと、少し海岸沿いを歩きながら5分ほどすると、ちょっとした坂を登りきったところに森の入り口があります。そして階段となっているので森へ降りていきます。

その途中に動く物体に気づきました。さっとカメラを構えてとったのがこの写真です。調べてみるとこれはタイワンリスのようです。外来種で近年、被害が多くなっている問題児のようです。それに対して従来種にニホンリスは尻尾が上を向いて目の周りが白いものです。そして少しシュッとしてスマートです。可愛いと思ってみていたが害獣だとは。。見た目で判断してはいけません。

f:id:ashijey:20200816130815j:plain

このカニはまだ調べきれていませんが、イワガニのようです。ここには様々な多様性のある動植物が存在しており、その数2,000種以上生息している、生物多様性の宝庫です。その中でもカニは有名なところでいうとアカテガニ、チゴカニ、アシハラガニなど。

(じっとこちらを睨んで様子を伺っていましたが、レンズを近づけると奥の茂みに隠れてしまいました。300mm(35mm判換算)の望遠レンズだったのですが、もっと長いのが必要そうです)

f:id:ashijey:20200816132753j:plain

坂を登りきったあとに見えるこの景色は、いつもテンションをあげます。

単純に調和のとれた美しい静かな世界です。聞こえるのは風と虫と鳥たちの声だけです。

f:id:ashijey:20200816132548j:plain

 近くの森を探して自然に親ましょう(了) 

 

場所情報:小網代の森

f:id:ashijey:20200816221538p:plain

(かながわトラストみどり財団のホームページより)

車の場合には以下の施設にある駐車場が利用できるようです。無料です。

施設名:三浦市民交流センター内 小網代の森インフォメーションスペース
場所:〒238-0111 神奈川県三浦市初声町下宮田5-16 駐車場有
財団の主な事業:動植物写真や普及啓発パネルの展示や学習図書の提供等